活字の概念の理解と口語との繋がり

皆様が読書をする際、ページをめくること、単語と単語にスペースがあること、句読点の意味、上から下へ、右から左に読むことなど、「読み方」を意識することはあまりないかもしれません。 
それは、既に皆様が「活字の概念」を習得しているからです。 

活字の概念とは、本(読み物すべて)がどのように機能するかについてを表したもので、読書を楽しみ、識字能力を高めるためには必ず学ぶ必要のある概念です。 

GrapeSEEDでは、Shared Readingという教材を使用し、幼児期の子どもたちが活字の概念を理解するのに最適な機会を提供しています。Shared Readingでは、教師が物語やポエムなどの文章を、生徒に見えるように文字や絵を大きくし、お手本となるよう読み聞かせを行い、読み方のスキルを伝えます。
お手本としての読み聞かせを繰り返すことによって、生徒は活字の概念を自然に学びます。教師やグループで練習を重ねることで、最終的には自分だけで読めるようになります。

生徒が話す言葉と印刷された単語や文章を結びつけるのを助けるために、教師がGrapeSEEDのレッスンで行っている指導法をいくつかご紹介します。 
この動作は、ご家庭でお子様と一緒に読むときにも活用することができます。 

・読みながら、それぞれの単語を指差す。
これは、話している単語と印刷された単語が一致していることと、方向性(どこから読み始めるか、どの方向に向かって読むか)を示すものです。 

・生徒に、話している文章中の文字や単語を探し当てるように指示する。 
個々の文字が単語を構成し、単語が文を構成していることを教えます。また、単語の最初と最後の文字、文の中の最初と最後の単語を探させることで、最初と最後の概念を教えることができます。 

・句読点を指し示し、声に出して表現する。 
例えば、質問を読むときに最後は声が高くなることを表現したり、ピリオドが文の終わりを示し、次の文を読む前に止めることを説明したりします。こうすることで、子どもは句読点の意味を理解しやすくなります。 

このように、GrapeSEEDのレッスンでは、口語と活字をつなげることで読み書きの力を上達させています。 

GrapeSEEDについてもっと知りたいと思った方は、ぜひお問い合わせください。