世界に広がるGrapeSEED!〜韓国編〜

現在、世界17カ国、900校以上、約70,000人以上の子どもたちがGrapeSEEDで英語を学んでいます。以前、本BlogでもベトナムでのGrapeSEEDの展開についてご紹介いたしましたが(詳細はこちらのBlogをご覧ください)、今回は、国別の導入校数が最も多い韓国の【英語教育事情】と【GrapeSEEDの実践状況】について、韓国のGrapeSEEDスタッフへヒアリングした内容を基に、一部日本との比較を加えながらご紹介いたします! 

【韓国の英語教育事情】 
①韓国の幼稚園、保育園の英語教育実施状況 
大多数の施設で英語教育が導入されており、一般的には週1-2回程度と日本とあまり変わりません。しかし、一部では週4−5回と熱心に取り組む学園もあります。 

②小学校の英語教育開始時期と時間数 
韓国の小学校では、日本と同様3年生から英語教育が始まります。1学年における英語の最低授業時間は、3-4年生が68時間、5-6年生は102時間となっています。 
日本では、3-4年生は約26時間、5-6年生は約52時間なので、韓国では日本の約2倍の時間をかけて英語教育を行っています。 

③英会話スクールへ通う頻度と役割 
日本では、「週1回」通うことが多い英会話スクール。韓国では、小学校3年生から始まる英語教育に対応するため、早期に英語に触れることを目的に英会話スクールに通わせる保護者が多く、週2-3回通うのが一般的のようです。 

④韓国の受験英語 
韓国の高校では英語含め「入試」自体がありません。大学のみ、入試の一部として英語があります。英語のセッションは全体で70分、読解パート(約35分)とリスニングパート(約25分)に分けられています。日本では、2020年度から「大学入試センター試験」が「大学入学共通テスト」に変更となり、 問題文が全て英語になりました。配点も「リーディング200点+リスニング50点」から「リーディング100点+リスニング100点」に変わっています。 

【GrapeSEEDの実践状況】 
①GrapeSEEDとLittleSEEDの導入校数(2022年5月時点) 
GrapeSEED:約300校、LittleSEED:約170校 

②GrapeSEEDとLittleSEEDの生徒数(2022年5月時点) 
GrapeSEED:約21,000名、LittleSEED:約5,500名 

③導入校のレッスン頻度 
・週3回以下:約60学園 
・週4回:約90学園 
・週5回以上:約170学園 

④GrapeSEEDを利用している導入校の特徴 
GrapeSEEDの導入校は、日本同様ほとんどが私立の学校です。保護者は一般的に高収入で、子どもの教育に関心が高いことが多いようです。韓国も少子化が進んでいるため、他の競合校と差別化を図るため、導入を決断されるケースもあります。 

⑤GrapeSEED英語教師について 
GrapeSEEDを教える英語教師の割合として、韓国では、韓国人の英語教師が76%、外国人の英語教師が24%となっています。日本では、外国人の英語教師が80%、日本人の英語教師が20%という割合です。韓国は、韓国人のバイリンガル教師の採用率が高く、日本は、外国人教師の採用率が非常に高い傾向があります。 

以上が、韓国の英語教育事情とGrapeSEEDの実践状況のご紹介になります。 
韓国は英語教育に熱心、と言う印象が非常に強いですが、小学校の英語教育には実際日本の約2倍の時間をかけており、イメージ通りと言えます。
一方、韓国の大学受験は、英語のセッションの割り振りからしてリスニングやスピーキングのコミュニケーション力より、若干ではありますが読解寄りになっていることが窺えます。韓国の大手企業に勤め活躍するためには、「良い大学に入るための受験英語」と「グローバルな人材として活躍するためのコミュニケーションとしての英語力」両方ともに欠かせません。GrapeSEEDを導入している学校に子どもを通わせている保護者は、そこを見据えている方が多いようです。  

今回は、韓国の英語教育事情とGrapeSEEDの実践状況についてご紹介いたしましたが、いかがでしたか? 
韓国のGrapeSEED Webサイトに、韓国の導入校の経営者、先生、GrapeSEEDで学ぶ生徒たちのインタビュー動画をいくつか掲載していますので、ぜひそちらも合わせてご覧ください。 
▶︎動画を見る(GrapeSEED Korea WEBサイトへ移動)